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母から教えてもらった、本には載っていないようなちょっとしたコツ(手抜き?)をまとめてみました。
「こんなやり方もあるよ!」「私もやっています」というのがあれば、ぜひメールで教えてください

母の教えの基本
「てきとー」で、いいのがニットの良いところ
編み物上手になりたければ、「習うより編め」

ガーター編みがつれる
たとえばメリヤス編みの端を、丸まらないようガーター編みすると。縦のゲージが違うので、編地がつれます。
(レース編みなどゆるめに編んだ編地は、ガーター編みの目が縦に伸びるのでつれません。なのでこういう事は考えなくていいと思います。)
メリヤス編みの中央に模様を入れて、周りをぐるっとガーター編みするようなデザインのマフラーを編みたかったのですが、
「つれるのは仕方ない」「つれるからムリ」と思っていました。アタマの固いワタシ・・・・
母はあっさりと、「何段かに一往復、ガーター編みだけ引き返し編みすれば?」だそう。
縦のゲージが違う分、ガーター編み部分の段を、余計に編めばいいだけのことです。
当然ガーター編みのところだけ余計に往復すると、そこに穴が開くので、「掛け目と二目一度」の引き返し編みの穴あき防止テクニックを使うだけの事です。
聞いてしまえば簡単&単純な事。
そんな事も思いつかない私の頭が固いのか、あっさり答える母がエラいのか・・・・?
ちなみに母は、私がこれを聞く少し前に、段染め糸でメリヤス編みのカーディガンを編んだ時「前立てを後で編むのが面倒だから、こうやってガーター編みで一緒に編んで前立てにしちゃったわ」だそうです。
毛糸のつなぎ方
毛糸のつなぎ方といえば、一般的に「決してコブ結びはしません。とじ針で糸始末します」と、そのやり方が基礎本に書いてあります。
しかし、まだ私が小学校低学年の初めて編み針を持った頃、母から教えてもらった毛糸のつなぎ方は・・・
「コブ結びにして、糸端は編む糸と一緒に編んでしまう」と言うものでした。
まぁ当時は、マフラー一枚仕上げられなかったので、その頃は毛糸のつなぎ方なんてどうでも良かったんですが(^^ゞ。
その後編み物への興味を急速に失った私が、ん十年後なぜか編み物に目覚め、そのとき手にした基礎本には「コブ結びはダメ」と書いてあるじゃないですか。
これはやっちゃいけない事なんだ!邪道だ!こんな雑で大雑把な事をやっていたと世間にバラしてはマズイ・・・と、ひたかくしにしておりました。
ところがレース編みの洋書で、似たような糸のつなぎ方を見つけたとき、私の考えは変りました!
「これいいじゃん!」
これだと後で糸始末する必要が無いし、うまくコブを編み目に隠せばまずわかりません。
この部分だけ糸端の分を二本どりで編むことになりますが、よほど太い糸を使ったときでもなければ、よ〜く見なきゃわからないさ・・・
母としては、子供にとじ針で糸始末するのは難しいから、一時的に簡単な方法を教えてくれただけかもしれませんけどね。

後日聞いたところ、母曰く「こぶ結びしなさいなんて教えてない!」との事。じゃあ母はどうやっていいるかと言うと「はた結びして、糸始末しなくて済むように長めに糸端を残して、編みこんでいる」そうです。「こぶ結びなんて、ゴロゴロしてダメでしょ」だって(^^ゞ
その”はた結び”というのが、どうやら上に書いた’洋書で見た、似たような糸のつなぎ方’らしいです。
「昔は今と違って糸も細いのしかなかったし、子供だからやりやすいように”こぶ結び”って教えたのかもねぇ」という事で一件落着。
なにせン十年前の話なので、お互い曖昧。まぁ「糸端を編みこむ」ってのがポイントって言うのは同じらしいです。
”はた結び”、マスターしますっ。

※その後こんなサイトを発見:Russian Join
 
結ぶ事すらしません・・・目からウロコです。
セーターやカーディガンの脇やそで下の減らし目・増目は一目か二目内側で

とじた時の、脇の仕上がりがイマイチきれいじゃないのよね・・・とぼやいたら、母が「デザインにもよるけど、端目じゃなくて一目か二目くらい内側で増減目するときれいにできるよ」と言った。
母は教え好きで色々教えてくれるけど、私は基本的に母の言うことを素直に聞く娘じゃない。
「そんなことしたら増減したところが目立っちゃうじゃない!やっぱり端目でやって、とじる時に隠さないと。だって基礎本にも端目でやるって書いてあるしねっ」
って、ちっとも言う事を聞きませんでした。母よりも基礎本を信じる娘でありました。
でも「まぁ一度くらい試してみるか」と、ココア色のセーターを編む時に、二目内側で増減目してみました。
これが今までに無いほどきれいに仕上がったんです。増減目のところも思っていたほど気にならない。
逆にその部分がとじるときの目印にもなるし、そこの部分が合っていればますますきれいな仕上がりに見えるんです。
以来基本的に二目もしくは一目内側で増減するようにしています。
私はメリヤス編みのシンプルセーターが好きなのですが、とってもいい感じの仕上がりになります。
洋書の編物本を見るようになって、洋書のパターンだとそういう風になっているものが多いのに気付きました。
モデルさんが着ている写真でもしっかりわかります。
それをみて「あっ!」と思ったのが、(多少は)母の言う事を聞くきっかけになったような気もします。

端目がきれいじゃない!!!!

「最初の一目をすべり目にすれば?」だそうです。
わたくし愛用の基礎本『わかりやすい手編みの基礎とコツ』(小瀬千枝著)に、
「ガーター編みの端目をきれいにするには最初の一目をすべり目にする」
と、糸を編み針の前と後ろにおく両方の方法が図解とともに紹介されています。
こういう権威あるものを見て「母はちゃんとした事を教えてくれてるんだ」って初めて気付く、おろかな娘でございました。
実はこれを読むまで「やだぁすべり目なんてしないで端目までちゃんと編むわよっ!」と、おかしな情熱を燃やしておりました。
そして編物を始めたばかりの頃に編んだマフラーの端目はガタガタに。
おかげ様で日々の鍛錬のタマモノ(?)、今では端目がちゃんと揃うようになりました。(慣れればきれいになりますわね)
今はガーター編みの端目はその時次第ですべり目にしたり、編んだりしています。どちらかと言うと編む方が好きです。

ギリギリの毛糸でセーターを編むからハラハラしちゃうわ!って時
そでの長さで調節できるデザインの場合。(毛糸の量次第で7分袖とか、5分袖とか半袖とか)
そでを編む時、編み図を上から下に逆に読んで、袖山の方から編んでいく。
・・・って、おかーさん、あなたは娘の編み物の技術とか経験とかがどの程度か理解してます?
「簡単なことじゃないの、細かいところは適当でいいんだからさっ」って。。。

と言うわけで、私は相変わらず毛糸を余計に買い込んでおります。
仕上げのアイロンのかけ方

乾いたタオルを敷いて、その上に編地を置きます。
ゆるめに絞ったタオルをその上に置いて、毛糸の指定のアイロンの温度で、押さえずに、濡れタオルから少し浮かせて(濡れタオルをそっとなでるような感じで)アイロンをかけます。
普通のスチームアイロンよりも、たっぷり蒸気があたります。

さらに進化(?)
「手洗い可」の毛糸であれば、仕上がったら一度洗ってしまいます。
毛糸用洗剤で普通にニットを洗うように洗って、タオルで水気を取って、手でパンパンとたたいて平干しします。
アイロンをかけるより、ずっと簡単。(でも横着でしょうか?)

その後で軽くスチームアイロンをあてれば、簡単できれいに仕上がります。

ほどいた糸の再生法

ほどいた糸は、カセにします。
1.カセごと蒸し器で十分に蒸して、乾くまで風通しの良いところで吊し干します。
または

2、カセごと毛糸用の洗剤で洗います(洗剤の指示通り、ニット製品を洗う時のように優しく押し洗い)。タオルで水気を取り、乾くまで風通しの良いところで吊し干します。 ←私はこちら派

段数を数える時のアイデア (さちこさんに教えていただきました!)
10段ごとに段数を数えるのに、小さな安全ピン(クリーニングについている物や新しい服のタグに付いているピン)を使 う。
手加減が変化する失敗も防げるし、メリヤス編みの単調さも半減する。
脇の減目や、袖山の減目をした段は、ピンを中央に付けておくと、アイロン掛けの時もそ のまま目印になる。)
リサイクルアイデアその1
古くなったブラジャーの金具を、編み物に利用。
わっかの金具を目数リングとか。   
リサイクルアイデアその2
編み物ではありませんが・・・
鍋つかみや鍋式、オーブンミトンなど、キルト綿の代わりに古くなったフリーズをはさんで縫う。
キッチンのものは洗う機会が多いので、これだと気兼ねなく洗えます。  





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